インフラエンジニアとは(後編)~システムエンジニアの種類#2~

エンジニア業務

この記事はこんな人へ

・システムエンジニアを目指している方。

・システムエンジニア内の職種分類について知りたい方

このシリーズについて

システムエンジニアの種類というテーマでシリーズの連載を行っていきます。

このシリーズは大きく分けてインフラエンジニア開発エンジニアプロジェクトマネージャーについて記載していきます。

他にも「データサイエンティストはどうなんだ?」や「社内SEはどうなんだ?」みたいな意見が出てくる可能性がありますが、初心者向けの記事となっていますので、複雑になってしまうその他のエンジニアについては気が向いたらシリーズの続編として書いていこうと思っています。

ただ、システムを作る段階から提供するまで網羅できる内容のシリーズとなっていますので楽しんでいただけたらなと思っています。

今回の記事について

この記事は後編となっています。
前編をご覧になっていない方は前回の記事からご覧ください。

前回のかる~いおさらい

前期はインフラエンジニアのうち、サーバエンジニアとネットワークエンジニアの学習をしました。
サーバエンジニアはサーバの設計、構築、運用周りを担当し、ネットワークエンジニアは社内機器を攻撃から守る仕事をしていることを学びました。

後編ではインフラエンジニアの職種のうち、残りのデータベースエンジニア、セキュリティエンジニア、クラウドエンジニアについて学んでいきましょう。

データベースエンジニアとは

データベースエンジニアとはデータベースの設計、構築、運用の仕事を行います。
こう聞くとサーバエンジニアとの違いが分かりずらいですが、簡単に説明するとサーバ全体のパフォーマンスや*冗長性を考えるのがサーバエンジニアの仕事で、データベースのパフォーマンスや冗長性を考えるのがデータベースエンジニアの仕事です。

*冗長性とは
システムをいかに止めずに稼働させることができるかの指標です。冗長性が高いと障害後起こった場合でもシステムを飛べずにサービスを提供することができます。

データベースなんてデータを取りだすだけなんだからそこまでこだわる必要があるの?といった意見もあるかもしれませんが、データベースはめちゃくちゃ重要です。

例えば、アプリケーションサーバでいかに処理を早くこなすかを考え、処理の高速化に成功したとしても、データベースサーバからデータを抽出する速度が遅ければ宝の持ち腐れとなってしまします。
そのため、予算から全体最適できるパフォーマンスを探さなければなりません。

他にもデータベースサーバから情報や記憶媒体を不正に持ち出されたとしてもデータベースサーバに暗号化されていればデータを容易に不正利用される可能性が下がります。

このように現代の情報化社会で必要不可欠な情報を扱うためにとても大切な仕事だということがわかると思います。

セキュリティエンジニアとは

セキュリティエンジニアとは、セキュリティに関する社内ポリシーを制定したり、システムがセキュリティ基準を満たしているかを判断したりします。

ITエンジニアはITのスペシャリストとはいうものの、セキュリティに関して必ずしもスペシャリストとは言い切れません。

誰もが聞いたことのある大企業の優秀な社員でさえセキュリティ事故や事件を起こすことがあります。

また、不正アクセス等からの対策をするためにもセキュリティエンジニアはとても重要な仕事を行っています。

クラウドエンジニアとは

クラウドエンジニアは今まで自社で物理的に構築していたインフラ環境を、マクロソフト社が提供するAzureやAmazonが提供するAWSなどのクラウド環境で構築、運用する仕事です。

この仕事は今まで構築してきたインフラ環境をAWSにどのように構築するかを知らなければなりません。

クラウドエンジニアについてこれ以上説明を行おうとすると文字数が多くなっていますので書籍をご覧になることをお勧めします。

(模擬問題付き)徹底攻略 AWS認定 ソリューションアーキテクト − アソシエイト教科書 第3版[SAA-C03]対応

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